つづきから
今まで紹介してきたケースはどれも見た目がいかにもライフルケースで、車ならともかく公共交通機関で持ち歩くにはいささか気が引けるものでした。
同じような悩みはアメリカでもあるようで、一見して普通のバッグに見えるようなものも発売されています。
4. FirstSpear Noveske Discreet Backpack
FirstSpear, LLCが、Noveske Rifleworksの要求に答えて作られた製品です。見た目は大きめのバックパックで、背中に背負えるように肩紐が付いています。
ぱっと見は登山用品にも見えるような外見なので、ライフルを入れていても目立ちません。
サイズが小さめなので長い銃はそのままでは入りませんが、16inクラスのAR-15であればテイクダウンすることで収納できます。そのまま入れる場合は10.5inクラス、CQB-Rまででしょうか。
SCAR-Lの場合はストックを折りたためばそのまま入ります。
内部には銃を固定するためのラバーコードが2本取り付けられていて、背負っている時に銃が中で動かないようにすることができます。内部にMOLLEウェビングが張り巡らされているので、空いている部分にマガジンポーチを取り付ければ、装備を一式持ち運ぶことも可能です。
ちなみに、標準で1つポーチが付属しています。
外側にはジッパーで閉じられる小さい収納がひとつと、解放型の大きな収納がひとつあります。大きい方の収納には小型のチェストリグを入れられるくらいの容積があります。
また、左右にはペットボトルが入るくらいの収納があるので、ここにBBボトルやガスボンベを入れることができます。
非常に使い勝手のよいバッグなのですが、入手性が悪いのと、先に述べたようにサイズが小さいのがネックです。
入手性については、FirstSpear製品を扱っているショップに問い合わせるのが一番確実かと思います。メーカー公式通信販売でも、国が選択できるようでしたので、もしかすると直輸入も可能かもしれません。
サイズについては、元々AR-15をテイクダウンして収納することを前提にしているので、長いライフルは入りません。マルイタイプの電動ガンをテイクダウンするにはネジを外す必要があるので、普通はそのまま入れることになりますが、その場合は短めの銃しか入らないことになります。
一方、SYSTEMA PTWや各社のガスブローバックガンの場合は簡単にテイクダウンできるので、かなりお勧めのバッグです。その他の銃でも、折り畳みストックを装備しているものについては、相当長いバレルでない限りは入るので、選択肢のひとつにしてもよいかもしれません。
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