2016年10月11日火曜日

M4カービンのカスタム - バッファーチューブ編(その1)

つづきから


バッファーチューブは伸縮ストックの取り付けに使う重要なパーツですが、実はエアガンのメーカーと機種によって互換性が大きく異なる場所でもあります。
原則として、「スタンダード電動ガン」「次世代電動ガン」「ガスブローバックガン」「SYSTEMA PTW」で違っていて、その中でもスタンダード電動ガンとガスブローバックガンはメーカーによって規格が違っていたりします。

1. スタンダード電動ガン用バッファーチューブ



スタンダード電動ガン用のバッファーチューブは実銃とは全く違う構造をしています。本来、バッファーチューブはレシーバーにねじ込まれるようになっているので、ロアーレシーバーのバッファーチューブが取り付けられる部分には穴が開いていますが、スタンダード電動ガンの場合は、ここにリブの立ったパイプ状のものが付いています。下のAmazonのページにある写真を見るとよくわかります。



スタンダード電動ガン用のバッファーチューブにはこのパイプがピタッとはまりこむようになっていて、これが回転止めになります。
ただ、これだけだと抜けてしまうので、バッファーチューブの後ろから長めのネジを入れて、メカボックスに固定します。

したがって、スタンダード電動ガンのバッファーチューブは、「必ず後端が開放されている(蓋が付いていることもある)」「メカボックスが無ければ固定できない」という直腸があります。

バッファーチューブのガイドになるレシーバー後部のパイプですが、ロアーレシーバーのメーカーによって長さが異なり、そのためパーツ互換性がないことがあります。もし長すぎて取り付けられない場合は、パイプを少し切り落として短くする必要があります。通常は加工しても特に問題はありません。

2. 次世代電動ガン M4シリーズ用バッファーチューブ



次世代電動ガン用のバッファーチューブは実銃用に似ていますが完全に専用品で、他のエアガンとの互換性はありません。純正を使っていればいいので、ある意味一番楽な規格かもしれません。
固定方法も実銃と同じで、ロアーレシーバーにねじ込んでから、キャッスルナットを締め付けてレシーバーにつっぱらせることで固定します。逆に言うと、分解組み立てには専用の工具が必要です。

ギミックの関係上、バッファーチューブに大きな負荷がかかるため、特にバッファーチューブとレシーバーを結合するネジにガタが出やすいのが弱点です。それを防ぐため、ネジロックが大量に塗布されていますが、使っているうちに緩んでいくことがあるので、時々点検するようにしてください。特に、亜鉛ダイキャスト製のキャッスルナットに注意しましょう。


残りはガスブローバックガンとSYSTEMA PTWなのですが、これらは比較的ややこしく、長くなりそうなので、次回としましょう。

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