2016年10月14日金曜日

エアガンの紹介 - 東京マルイ グロック17

はじめに


ハイキャパと並んで東京マルイのガスブローバックハンドガンで人気があるのが、グロックシリーズです。
グロックはポリマー製のフレームに箱型のスライドという色気のない外見に、マニュアルセフティが全くない実用性に割り切ったデザインで、発売当初はいろいろと言われてしましたが、その安定した作動性と装弾数の多さ、軽量さでたちまち人気の銃となってしまいました。現在発売されているストライカー式のポリマーフレームオートマチックは、ほとんどがグロックそっくりの構造をしています。

東京マルイのグロックも実銃と同じように、高い実用性を備えています。

1. グロック17



最も基本となるモデルが、9x19mm弾を使用するフルサイズセミオートマチックのグロック17です。実はガスブローバックでは、2番目に発売されたモデルです。

ハイキャパがどちらかといえば強めの重いリコイルを持っていたのに対して、グロックは軽量なスライドを高速に動作させて、軽快なリコイルを発生させています。リコイルそのものは比較的軽い部類なので、コントロールしやすく、狙いやすい銃になっています。
命中精度はかなり良く、リコイルが軽いことも相まって、さくさく当てることができます。

内部構造は実銃と違ってシングルアクションのインナーハンマー方式になっています。マニュアルセフティはフレーム前方のシリアルナンバープレートにありますが、正直使いにくいものです。元々撃たない時はマガジンを入れないのが鉄則ですし、フィールド内ではトリガーセフティで十分なので、あまり使うこともないでしょう。

この銃もカスタムパーツが豊富で、サードパーティ製のパーツで一丁組み上げることができます。発射に関連するパーツがユニット化されているので、ハイキャパよりも初心者向きです。特に、GUARDERのナイロンファイバー製のフレームは質感がよく、比較的安価にドレスアップできるのでおすすめです。

東京マルイのグロックシリーズは実銃よりもほんの少しフレームの幅が広いため、実銃のグロック17用のホルスターには入らないことがあります。その場合は、.45ACPモデルであるグロック21用のホルスターが適合することが多いようです。

2. バリエーション


グロックは実銃でもバリエーションが非常に多く、そのうちのいくつかはエアガンでも発売されています。

先に「グロック17は2番目に発売された」と書きましたが、最初に発売されたモデルがグロック26です。グロック17を小型化したサブコンパクトモデルです。


中身はほとんどグロック17と同じですが、インナーハンマーのコックとトリガー位置が連動していないため、ハンマーダウン時でもトリガーが前進した状態になります。これはグロック17のパーツを入れると同じ仕様にすることができます。

グロック26のグリップとスライドを延長したグロック26アドバンスというモデルもあります。架空のデザインなのですが、グロック26はスライドストロークが短く作動が速いので、あえてこちらを好む方もいます。


同じく架空のモデルですが、グロック17カスタムというものもあります。


アウターバレルの先端付近にマグナポートという発射炎を逃がす穴をあけ、その分スライドを切り欠いたモデルです。標準でサムレストとマグウェルが装備され、付属のマガジンにもマグバンパーが取り付けられています。

グロック17のセレクティブファイアモデルがグロック18Cです。スライド上にセレクターがあり、切り替えることでフルオート射撃ができます。


東京マルイのグロックは元々作動スピードに振った調整がされていて、グロック18Cはそれをさらに高速化しているので、フルオート射撃では秒間20発以上の連射速度を持ちます。夏場に撃つとスライドが割れかねないので、気を付けて撃つようにしてください。作動が高速なので、シューティングにも向いています。
内部パーツはグロック17とは互換性がありません。フルオート作動用にフルオートシアーが入っているので、スライド閉鎖時にクリック感があります。
また、ブローバックハウジングの高さがグロック17よりも低いため、ドットサイトを載せられるカスタムスライドの場合、こちらを使うことがあります。

グロック17には競技用のロングバレルモデルがあります。それがグロック34です。


元々グロック17Lというもっと長いモデルがあったのですが、IPDAという競技のレギュレーションに合致しないため、少しだけ短くされたモデルです。 エアガンではインナーバレルを長くできるので、グロック17よりも初速と命中精度が高くなっています。

最近発売された最も新しいモデルがグロック22です。.40S&Wを使用するグロックで、エアガン的にはグロック17の刻印違いです。


…と、思いきや、スライドとバレルが新造されていて、ちゃんと.40S&Wのサイズになっています。また、アウターバレルのチャンバー部の削れ防止がされているなど、最新作にふさわしい細かいマイナーチェンジがされています。
マガジンはグロック17のものが使えますが、専用の.40S&W形状のものもあります。マガジンキャッチのかかる溝が両側に切られていて、第4世代グロックのマガジンキャッチ切り替え機能に対応しています。第4世代グロックはまだマルイからモデルアップされていないのですが、これはもしかすると近いうちに発売されるのかもしれませんね。

 

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