つづきから
前回は等倍の光学照準器であるドットサイトについて紹介しましたが、構造の違う等倍の光学照準器がもう一つあります。
2. ホロサイト
ホロサイトは、ホログラフィ技術を使用して、レンズにレーザーでレティクルを投影するため、ドットサイトに比べてレンズがシンプルなので、レンズに破損があってもレティクルを映し出すことができます。ホログラフィなので、レティクルを特殊な形状にすることが可能なのも特徴です。
また、レンズが大きいため、非常に視野が広く、ドットサイトによくある筒を覗いているような感覚がありません。
米軍ではEotechの553及び557を採用しているので、これらが搭載されたM4A1カービンの写真を数多く見ることができます。ちなみに、
ただし、少し欠点があります。レンズが若干脆く、BB弾の直撃でも簡単に割れてしまうことと、レティクルが無限遠に投影されるため、視力が低かったり、乱視が入っていたりすると、にじんでしまって見づらい点です。
前者はポリカーボネート製のレンズカバーが市販されているので、極力それを使うようにしましょう。もちろん、ホロサイトに限った話でもなく、普通のドットサイトでも至近距離から直撃するとレンズが割れてしまうことがあるので、保護するに越したことはありません。
後者については、倍率を後付けで付けることのできるマグニファイアを併用すると解決できますが、倍率が等倍ではなく約3倍になってしまうのがネックです。
この製品もレプリカがありますが、構造が全く違い、レプリカは単なるドットサイトになっています。そのため、実際の見え方をレプリカで試すことはできません。先に述べたように、視力に依存して見え方が大きく変わるので、もし欲しい場合は、購入前に一度本物を覗いてみることをおすすめします。
さらにつづきます
等倍の光学照準器の場合、近距離はいいのですが、遠方の標的に当てるのは結構苦痛です。実際のところ、エアガンでは20mも離れると、サバゲーで人に当てるならともかくとしても、10cmの的に当てるには倍率のある光学照準器が必要になってきます。
そんな時に使用するのが、スコープです。次回以降、スコープについて詳しく紹介していこうと思います。
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