2016年9月8日木曜日

ガスブローバックガンの種類(作動方式編2)

つづきから


続いてしまいました。では、プレシュートブローバックガンについて説明しましょう。


2.プレシュートブローバック


プレシュートブローバックは、アフターシュートブローバックの逆で、BB弾が発射されてからスライドが後退する方式です。
作動方式は各社いろいろ工夫が凝らされていて、それぞれに特徴があるので、細かい仕組みは後日書く予定の別記事に譲りますが、簡単な説明だけはいつものようにしておこうと思います。



まず、初弾はアフターシュートブローバックと同じように手でスライドを引いて装填します。その状態でトリガーを引いてバルブを開放すると、まずバレル方向にガスが流れてBB弾が発射されます。
BB弾が発射されると、シリンダー内のバルブが切り替わり、シリンダーにガス圧がかかります。シリンダーにはスライドに固定されたピストンが入っているので(逆にスライドがシリンダーになっているものもあります)、ガス圧が上がるにつれてスライドが後退し、一定の距離スライドが下がるとバルブが閉鎖して、あとは慣性でスライドが下がる、という仕組みです。

バルブの切り替え方法やスライド内の構造に各社少しずつ違いはありますが、基本的な作動方式はほぼ同じです。
アフターシュートブローバックとは違い、BB弾が発射してからスライドが後退するので、スライドの後退の反作用で銃口が下がるのは、発射後になります。そのため、比較的狙ったところに当てやすい仕組みになっています。

一方、仕組みの説明を見て分かった方もいるかもしれませんが、スライドの後退に使ったガスはそのまま排出されてしまうため、アフターシュートブローバックに比べて燃費は悪くなります。とはいえ、現在でも改良されている方式なので、純粋な性能ではこちらの方がはるかに上です。


まとめ


実はこの他にもミドルシュートブローバックという中間的なものもあるのですが、数も少ないので今回は割愛させていただきました。
ガスブローバックガンは液化ガスを気化させて使う都合上、どうしても冷えに弱いという特徴があります。9月に入って少し秋の雰囲気になってきましたが、まだまだ暑い日が続いていますので、今のうちに楽しんでおくことにしましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿