はじめに
パララックスの話をしてしまったので、ゼロインの話もしておきましょう。というより、本来はこちらが先でした。すみません。
1. ゼロインとは
もちろん、ドットサイトやホロサイトの場合も同じです。
2. ゼロインの方法
(1) 銃を固定する
まず、銃をきちんと固定しましょう。立ったまま銃を構えて撃っても、撃つたびに動いてしまうため、正確なゼロインを行うことはできません。
欲を言えばライフルレストやサドルと三脚を使用してしっかり固定することがよいのですが、なければバイポッドや、それも無ければバックパック等に載せて、動かないようにしておきましょう。
できればこの時点で銃の水平が取れているとベストです。
(2) スコープを固定する
実はここで問題になるのがスコープマウントの精度です。良いスコープを使っていても、スコープマウントが安物のレプリカでは、きちんと狙うことはできません。できれば実銃対応のスコープマウントを使うことをおすすめします。
(3) 標的までの距離を設定する
サバゲーの場合は40~50m、標的射撃の場合はその距離に合わせて配置してください。
なおこの時、銃と標的の高さが同じになるようにしてください。高さに差があると、銃を傾けて撃たなければならなくなるため、正確なゼロインはできなくなります。
(4) ホップを調整する
(5) 左右を調整する
もし弾道がレティクルの中心より左側にあった場合、レティクルのウィンデージノブを"R"方向に回します。右側にあった場合は"L"です。「ウィンデージノブを回すと、弾道が動く」と覚えれば直観的です。
この段階では上下の調整はしていないので、左右だけを気にしてください。
なお、射撃を行う場合は、銃が完全に水平になっていることに注意してください。特に、左右の傾きは厳禁です。ホップの影響で、弾が斜めに飛んで行ってしまいます。
(6) 上下を調整する
(7) 違う距離で撃ってみる
まとめ
実のところ、狙ったところにそれなりに当てられれば、エアガンに関してはゼロインは適当でも大丈夫です。というのは、エアガンの精度はそれほど高くなく、「BB弾が0.005g軽かった」「チャンバーに少し油が付いていた」「銃が傾いていた」「たまたまちょっと風が吹いた」といった、ほんの些細な現象で、30m先の着弾点が大幅に変わってしまうためです。私もいつも適当です。
とはいえ、全く調整しないままではなんの意味もありませんし、やり方がわからないままでは調整のしようもないので、基本のやり方をご紹介しておきました。せっかくのスコープですし、きちんと調整して、バシバシ当てられるようにしてみてはどうでしょうか。
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